派遣社員のメリットとデメリットを冷静に考えてみる

派遣社員のメリットとデメリットを冷静に考えてみる

「私はいま、派遣社員として働いているよ」

と友人に言われたら、あなたはどんなことを思うでしょうか?職場にいる派遣社員さんのことを、どんな目で見ていますか?

一昔前は、正社員として働くことが一般的であり、派遣社員として働くのは、デメリットばかりのように思われてきました。しかし、昨今は、新卒でも当たり前のように正社員になることが難しい時代です。

正社員の門は狭く、また正社員になったからといって、生涯安泰とはいえません。派遣社員として働くという選択肢を選ぶ人も増えています。

今回は、先入観をとっぱらって、派遣社員とはどういうものなのかについて、今一度考えてみましょう。

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派遣社員のメリットは? デメリットは?

「派遣社員」と聞くと、正社員よりは立場が下で、給与も低くて、福利厚生の面でも弱くて・・・と、ネガティブな要素が頭に浮かびがちですが、実はそうとも言い切れません。

たとえば、専門スキルの非常に高い人などは、派遣社員であっても引く手あまたで、給与も高く、レベルの高い仕事を任される。そういった現実もあります。

派遣社員のメリット、デメリットは何なのか。それを探っていきましょう。

 

辞める自由はあるが、続ける自由はない

メリット ブラック企業につかまりにくい

派遣社員は、雇用が不安定とよく言われます。

一般的には3か月や6か月といった短い契約期間で雇われることが多く、長くても契約期間の上限は3年と決められています。ただ、仕事をしてみて自分と合わないと気づいたら、契約期間の数か月をやり過ごせば辞められるということです。

もし正社員として会社に入れば、配属されたのが希望部署でなかったとしても、上司とそりが合わなかったとしても、我慢して仕事を続けなければなりません。

派遣社員は、そういう苦しみとは無縁なのです。また、派遣社員は、派遣会社を間に挟んで派遣先と契約します。

この「派遣会社」をを注意深く選んで登録すれば、大手の派遣会社や信頼できる派遣会社であれば、派遣先についても事前にきちんと調査されています。

ですから、給与未払いや無茶な労働を押し付けるようなブラック企業を事前に回避できる可能性が高いのです。

 

デメリット 続けたくても、続けられない

派遣社員は、合わない会社を気楽に辞められるメリットがあります。

ただし、逆に考えれば、先々の保証が何もないのです。契約期間が終わってしまったら、どうなる?そういう不安にいつもさらされています。

再契約の打診があるかもしれませんが、ないかもしれません。仕事がすごく気に入っていて、これからも続けたいと思っても、会社側から契約終了を告げられたら、それまでです。

そうなったら次の仕事を探さなければいけませんし、決まらなければその間は無収入なわけです。新しく派遣された先が、今までと同じように充実した仕事ができる環境とは限りません。

また、病気になったり、怪我をしたりした場合も、問答無用で収入はゼロになります。派遣社員には、そういった不安定さが常につきまといます。

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仕事には困らないが、お金の面では困るかも…

メリット いい仕事がすぐに見つかる!

このご時世、あくまでも正社員にこだわって仕事を探すとなると、就職先をすぐに見つけるのは容易ではありません。キャリアがあっても、資格があっても、正社員の競争率はかなり高い。

でも、派遣社員という働き方を選ぶと、それだけで就職の競争率は下がり、比較的早く仕事が見つかるのです。

たとえば、高齢になってから正社員に転職するとなると、キャリアがあってもかなり厳しいのが現実。ところが、派遣社員としてなら経験者という背景は逆に重宝され、すんなり採用が決まることも珍しくありません。

勤務地や勤務時間、勤務日数などを選べるのも、派遣社員のメリット

「海外旅行が生きがい!」という人が、派遣社員として短期の仕事をして稼ぎ、契約期間が終わったら、すぱっと辞めて海外に飛んでいくことも可能になります。

また、基本的に時給制ですから、サービス残業や休日出勤を強要されることもありません。飲み会などの付き合いも嫌なら断れますし、社内の人間関係やパワーバランスに気を使う必要もありません

 

デメリット 時給制かつ賞与・交通費なしが基本

派遣社員は、仕事内容や条件について選べる一方で、お金の面では苦労する人も少なくないようです。

基本的には、時給制。つまり、働いた分だけしか賃金が発生しません

年末年始やゴールデン・ウィーク、お盆休みなど、祝祭日の多いシーズンはとたんに収入が減るのです。たとえ仕事を頑張っても、あくまで契約に則って支払われるので、契約期間内での昇給は基本的にありません。

また、賞与がありません。

これで時給も低めとなると、「その日暮らしで貯金など夢のまた夢…」という人も少なくないようです。

また、交通費が出ないことも多いのです。

派遣先が自宅より離れた場所にあれば、交通費だけでもばかになりません。派遣社員は、仕事の選択肢が多く、自由がきく分、お金の面では余裕がないことも多いのです。

 

立場は低いが、協力な助っ人も…

メリット 派遣会社に何でも相談できる

派遣社員という働き方を選択すると、自動的に心強い味方を手に入れることができます。

というのも、派遣会社に登録することで、派遣先を検討したり、紹介してくれたりする「担当者」が付いてくれるのです。これが心強いのは、自分よりも仕事の応募や条件について詳しい専門家が、いつも相談に乗ってくれるということ。

たとえば、夫の転勤で住むことになったまったく知らない土地で、妻が仕事を探そうとすると、土地勘もなく、情報もなく、相談相手もいないという、心細い状況になります。

けれど、派遣会社に登録すれば、地元の情報に詳しい人が、勤務地や勤務条件などを細かくチェックした上で、自分の希望に合う会社を紹介してくれるのです。

また、派遣された先で社員とトラブルになった場合なども、派遣会社の担当者が相談に乗ってくれます。

場合によっては、派遣会社経由で派遣先に苦情を伝えてもらったり、トラブル解決の手立てを取ってくれたりと、派遣先との軋轢を自分でかぶる必要がなくなるのです。

 

デメリット 派遣社員は立場が低い

ただし、派遣社員というのは往々にして、社内での立場は低いものです。

「派遣さんには任せられない」

と重要な仕事を任せてもらえなかったり、

「派遣のくせにでしゃばるな」

と意見や提案を受け入れてもらえなかったり・・・

外には「派遣会社」という味方がいても、社内にはあまり味方がいない。

派遣社員にはそういう現実があるようです。

 

また、世間的にも派遣社員は、未だ信用が低いと言わざるをえないでしょう。

派遣社員は「不安定」であり、「低賃金」であるという印象が根深いのだと思います。賃貸を借りるにも保証人を強く求められたり、家を購入したくてもローンを断られたり・・・

また、結婚したくても、

「派遣社員ではちょっと・・・」

と、親御さんに反対される例も少なくないそうです。

実際には、エンジニアや事務職でもOAスキルが非常に高い人などは、派遣社員であっても正社員より高収入を得ていたりするのですが、「派遣社員」の一般的なイメージはまだまだ低いのです。

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