顔のむくみが治らないのは病気の可能性大!サインを知る3つの方法
朝起きて、鏡を見たら、顔がむくんでパンパンに・・・
外食で食べ過ぎた日や、飲み過ぎた日などにはよくあることです。だからといって、楽観視しすぎるのも危険なことをご存知ですか?
なぜなら、顔のむくみは病気のサインかもしれないのです!昼になっても、夜になっても、むくみが治らない。2日たっても、3日たっても、まだパンパン。
マッサージもぜんぜん効果がない・・・
そんなときは、「もしかしたら、何かの病気なのかもしれない」と疑ってみたほうがいいかもしれません。顔のむくみは、どのような病気のサインなのでしょうか?病気なのか、そうでないか、見分けるポイントはあるのでしょうか?
今回は、顔のむくみと病気のかかわりについて、考えていきたいと思います。
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Contents
むくみが「ひかない」場合は、病気の可能性あり
顔がむくんでいるのは、なぜなのか?
直接的な原因としては、いつもより余分な水分が顔の中に残っているからです。
本来ならば、血液やリンパ液によって、老廃物をふくむ水分が流され、汗や尿となって出ていくのですが、何らかの原因によって、その流れがとどこっていると考えられます。
とくに顔がむくんでしまうのは、朝がほとんど。
というのも、日中起きているときは、たいていの人が座っているか、立っているかですよね。すると、重力で体の中の水分は下に下がります。
ですから、顔よりも、手足のほうがむくみやすいわけです。
一方、夜はみんな横になりますから、顔のほうにも同じくらい水分がいきやすくなり、むくみやすいわけです。
ただし、朝はむくんでいても、昼くらいになればたいていのむくみやひいていきます。起き上がれば重力にしたがって、水は上から下へと流れていくはずなのです。
それなのに、いつまでたっても顔がむくんだまま改善されなかったら?もしかしたら、体の不調によって顔がむくんでいるのかもしれません。
一方で、むくみというのは、日常的によくみられる症状でもあります。そのむくみが病気によるものかどうか、見極めるのは困難というもの。
それでも、病気を疑ったほうが良いケースをみていきましょう。
顔のむくみを押してみる
とくに危険のない顔のむくみ、その原因は何度もいうように水分です。
ですから、押すとへこみます。
ところが、病気のためにむくみが出ている場合は、押してもへこまないことがあります。もちろん、これだけで病気と判断するのは危険ですが、可能性はあるでしょう。
「おかしいぞ?」
という気持ちをもっておいてもいいと思います。
そのほか、顔がむくんでいるにとどまらず、どこか体の部位に痛みがあったり、倦怠感が抜けなかったり、全身にむくみが広がったりしたら、顔のむくみは、水分ではなく病気が原因かもしれません。
○顔のむくみが起きる病気に多いのは「腎臓病」
顔のむくみが病気のサインであるとしたら、可能性が高いのは腎臓病です。
病気のためにむくみが出ている場合、それは血液の循環や、リンパ液の状態がうまくいっていないと考えられます。老廃物が溜まったまま、うまく流れていないわけです。
そして「腎臓」は、それらの機能を担っているのです。もっとも、腎臓病にもいろいろな種類があります。
たとえば、顔のむくみだけでなく、
・血尿が出る
・尿が泡立っている
といった症状がある場合には、「ネフローゼ症候群」の可能性があります。
・とくにまぶたがむくみ重くなっている
・血圧の上昇
場合には、「急性腎炎」かもしれません。
目の周りがとくにむくんでいる
顔のなかでも、とくに目のまわりがむくみ、押してもぶよぶよしていて、押したあとが赤くならないような、普段とは違うむくみが出来ている場合には、「甲状腺機能低下症」という病気になっている可能性があります。
このタイプのむくみは「粘液水腫」とよばれます。
これは、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなることで、新陳代謝が下がり、体が倦怠感や冷えを起こすのです。
女性に多い病気でもあり、「年齢によるもの」と誤解されて放置されやすい傾向にあります。
顔のむくみだけでなく、
・抜け毛がひどくなる
・冷え性になる
・体重が増える
・月経異常
などの症状が合わせて起こった場合には、この病気を疑ってみましょう。
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手のひらが赤いときには
顔のむくみを起こす病気として、もうひとつ可能性が高いのが、肝臓の病気です。
肝臓には、代謝にまつわる機能がもりだくさんであり、この機能が低下すると、むくみが起こることがあります。さらに、肥満気味の人や、急なダイエットで体重を落とした人、糖尿病の人などが患いやすいのが、「脂肪肝」です。
食べ物が豊かにある今となっては現代病ともいえる「脂肪肝」ですが、これも立派な病気です。
自覚症状はありませんが、肝臓の機能が低下すると、血液に水分をとどめておくことが難しくなり、むくみの原因になるのです。
顔のむくみがなかなか治らないときに、
・体がだるい
・手のひらが赤い
という症状がある場合、さらに太り気味の人などは、「脂肪肝」を疑ったほうがいいかもしれません。
○アルコール好きな人も肝臓の病気を疑って
アルコールがむくみの原因になるのは、よく知られたところです。
そして、同じアルコールで病気になりやすいのが、肝臓です。
さらに、脂肪肝の人がアルコールを日常的に大量摂取していると、
「肝硬変」
にまでなってしまう可能性があります。
肝硬変になってしまえば、それは肝臓を限界まで痛めつけたも同じ。
むくみはもちろん、
・黄疸
・腹水
などの症状も起こす可能性があります。
「アルコールを飲んだのだから、むくんでも当然」軽く考えるのではなく、「肝臓に無理をかけたようだな・・・」と、反省することが大切です。
顔のむくみを放置しないで
生活のペースが乱れたり、暴飲暴食したりした結果、顔がむくむことはあります。
むくんだということは、それだけ体に負担を欠けたこと。「ちょっとしんどいよ」という体のサインです。
たとえ病気でなくても、むくんだのなら、ゆっくりお風呂に入るとか、十分に睡眠をとる、体に優しい食事を心がけるなどの対策が必要です。
そして、そのむくみがなかなか引かない場合。これは、体からの重大なシグナルかもしれません。むくみはよくあることでも、むくみが「ひかない」のは異常事態。
そう受け止めて、内臓のどこかに異常が出ていないか、体を調べてみることをおすすめします。
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