友達と好きな人が同じだったら?究極の選択にどう対処するか
自分が誰を好きになるのか。
それは選べるものではありません。
すべては心の赴くままです。
ですから、ときに恋心がままならない事態を引き起こすこともあります。
知らず知らずのうちに、友達を同じ人を好きになってしまうようなこともあるわけです。
とても魅力的な人がいれば、友人と好きな人が同じになってしまうことも仕方がないでしょう。
その恋を隠すのか。
ライバル宣言するのか。
もしくは、友情を選んでその恋を応援するのか。
難しいところですよね。
友達と好きな人が同じだとわかったとき、その恋と友情にどう向き合っていけばいいのでしょうか。
今回は、友達と好きな人が同じだったとき、複雑な心情を抱えながらどう対処していけばいいのかについて考えてみたいと思います。
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Contents
友達の好きな人が同じときの3つの対処法
友達に恋心を伝えるか、伝えないかを決める
友人と好きな人が同じになってしまったとき、そこには第一の分岐点が現れます。
つまり、自分の好きな人への恋心を、同じ人のことを好きな友達に打ち明けるのか、黙っているのかという選択です。
では、まずは打ち明けるという道を選んだ場合のことを考えてみましょう。
黙っていて、あとで別の形で友達に同じ好きな人への気持ちがバレてしまったり、感づかれてしまったりすれば、余計に友達との関係がこじれかねません。
そうなる前に伝えてしまいたい、と思う人はいるはずです。
好きな人が同じになってしまった友達ですから、おそらく好みも考え方も似たもの同士でしょう。
それでも、「同じ人が好き」と告白されたら、その友達は気分を悪くしたり、落ち込んだり、あなたを責めたりすることがないとはいえません。
それでも伝えると決め、その友達との友情も変わらずに続けていきたいと思うのであれば、できることは、ただただ、
「あなただから黙っていたくなかった」
「正直に言いたかった」
と素直に、誠意をもって伝え続けることでしょう。
「抜け駆けなし」は自分の首を締めるだけ
もし、友達と好きな人が同じであることを伝え、お互いに気持ちを理解し合うことができて、変わらぬ友情が続くことになったとしても、
「抜け駆けはなしね」
という約束だけはしないようにしましょう。
親しさから出て来る言葉かもしれません。
けれど、その言葉は自由で楽しいものであるはずの恋を、つらく切ないばかりのものに変えてしまいかねません。
好きな人とラッキーにも言葉を交わせても、自分と相手の関係に進展があったとしても、
「友達と約束したのに。友達に悪い」
という罪悪感を感じずにはいられなくなってしまうからです。
「友達だけど、いいライバルでいよう」
「どちらかがうまくいっても、恨みっこなしにしよう」
と、同じ好きな人との恋に向かって、勝負し合うことをおすすめします。
黙っているなら、恋を諦める覚悟で
もし、好きな人が同じであることを友達に黙っているのであれば、それは好きな人のことを諦めるくらいの覚悟でなければ、難しいことかもしれません。
好きな人のことを黙ったまま、友達が語る好きな人の話を笑顔で聞けるものでしょうか?
いつも一緒にいる友達に、自分の胸の内をさとられないという自信がどれだけありますか?
もし、相手の方から自分に近づいてきてくれたとき、それを喜ばずに、距離をとることができるでしょうか?
恋心を抱いたままでは難しいはずです。
要するに、黙っているということは、同じ好きな人への恋を諦めるということにつながっていきます。
もし、友達に好きな人のことを黙ったまま、友達を出し抜き、ひそかに恋を成就させようともくろんでいるのなら、それはすでに友情を捨てているに他なりません。
もちろん、そうして恋を優先させるのも、ひとつの道。
しかし、友情を大切にしたいという思いは変わらず、気持ちを黙っていると決めたのであれば、友達を応援していくという覚悟を決めたほうがいいでしょう。
諦めるのは厳しい道
ただ、同じ人を好きな友達と一緒にいながら、その好きな人のことを諦めるのは、なかなかに厳しい道になるでしょう。
なぜなら、友達はこちらの苦しい胸の内など知らずに、その人のすてきなところや、日々のエピソード、個人的な情報について、語り続けるだろうからです。
好きな人のことについてますます詳しくなるのに、好きな人を諦めなければならない。
こんなに辛いことはありません。
一方で、友人とは相変わらず楽しく親しい付き合いを続けていくことができます。
諦めると決めているので、後ろめたいこともありません。
大好きな友人と揉めて、仲違いしてしまうよりも、好きな人を諦めてしまったほうがずっといい。
そう考える人もいるでしょう。
友情を何よりも優先させたい。
そう思っている人であれば、黙っているという道を選ぶことに覚悟を持つこともできるかもしれません。
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恋だけを選ぶ道もある
友達と好きな人が同じであるとわかったとき、友達にその事実を伝えるか、伝えないかという道とはまったく別の道を選ぶこともできます。
それは、恋を選ぶということ。
友情を投げ打ってでも、恋を選ぶのです。
友情も恋もどちらも失いたくないなど、わがままなこと。
もしどちらかを選ぶなら、恋を選ぶ。
そう考える人もいるでしょう。
恋だけを選ぶのであれば、友達に好きな人が同じであることを、伝えるも伝えないも関係ありません。
好きな人への想いを成就させることが第一で、友情がどうなるかは相手次第、結果次第というわけです。
もっとも、好きな人が同じになってしまった友達との関係が、学校や職場、サークルといった所属しているコミュニティの中のものであれば、恋だけを選ぶことの代償は小さくはないでしょう。
友達との諍いや自分の行動が周りに伝わることによって、今ある現状が大きくひっくり返る可能性もあります。
それでも恋を選ぶことに後悔しないでいられるのか?
冷静に考え、悪い結果も覚悟をしておくことが必要です。
もし恋の敗者になったなら
また、どのような道を選ぶにしろ、いずれは恋の勝者と敗者が決定することになるでしょう。
好きな人との幸せな未来を手に入れることができるのは、自分なのか、友達なのか。
もしくは、自分も友達もどちらも勝者になることができないまま終わるのか。
どのような結果になるにしろ、それは好きな人自身が選んだこと。
そう考え、たとえ自分にとっては悪い結果であったとしても、尊重することが大切です。
たとえば、友情より恋のほうに重きを置いていたとしても、友達が同じ好きな人との恋を実らせたのなら、祝福してあげてください。
恋の敗者の恨み節ほど、救いのないものはありません。
この恋に一生懸命になれてよかった。
自分のために、友達のために、この道を選んでよかった。
その後もそう思えるような恋の終わりにすることです。
自分の人生を後悔しないための選択を
以上、友達と好きな人が同じだったときの対処法について考えてみました。
大切なことは、自分が後悔しない道を見つけることです。
恋も友情もどちらも手放したくないのであれば、正直に友達に伝えることからはじめるしかありません。
一方、恋よりも友情を選んだほうが後悔しないと思うのなら、そのまま黙って好きな人のことを諦める。
逆に、友情より恋を選ぶのなら、友達はその瞬間から単なるライバルです。
なりふり構っていられません。
どの道を選ぶにしろ、恋の結果はわかりません。
ただ結果が出たとき、
「自分で選んだ道だから」
と納得できることが、自分の人生をより良いものにする方法ではないでしょうか。
後悔しない選択をしてください。
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