夫婦の休日別行動はあり?行く末は離婚しか選択肢はないのか
家族という言葉は、一般的には幸せで、落ち着ける場所であったり、心を許し合える間柄であったりと、前向きで温かいイメージを持つものです。
しかし、家族だからこそその関係性が難しいことも珍しくありません。
そもそも家族とは、赤の他人である男性と女性の共同生活から始まるものです。
お互いの生活習慣の違いや、親族との関わり方の差などが徐々に見えはじめて、不満を抱いたり、亀裂が生じたりすることもよくあります。
結婚したのに、毎週のように夫の実家に連れていかれる。
自分の仕事中、妻はいつも実家に入り浸っている。
休日になると夫は、妻と子どもを残して実家に行ってしまう。
新しい家庭を築いたのに、子どもが生まれ父と母になったのに、誰かの息子であること、誰かの娘であることから抜け出せない人も少なくないようです。
「あなたの家族は誰なの? 私たちじゃないの?」
パートナーはそうぼやきたくなってしまいます。
そこで今回は、休日になると何かと理由をつけて実家に帰ってしまうパートナーとの将来に悩む人に向けて、その対応策を考えてみたいと思います。
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Contents
実家に入り浸るパートナーとの関係改善を図る3つのステップ
まずは不満を伝えることから
第一にやるべきことは、自分の気持ちをパートナーに伝えることです。
夫婦間の問題は、話し合わなければはじまりません。
ただし、実家に依存するパートナーの思考は、そう簡単には変わりません。
一、二度話をしたところで、わかってもらえない可能性は高いのです。
「子どもは親の顔を見に行くのは当然だろう?」
「孫の顔を見せに行っているのに、何が悪いの?」
「実家なら何もしなくていいから、楽じゃないか」
要するに、本人は実家と密に関わることがとても良いことだと信じて疑わないのです。
こちらもまた、相手のご両親のことを悪く言いたくはありませんよね。
「休みのたびに、実家に帰るのはやめて」
「もっと子どもの相手をしてよ」
そういった願望はあっても言いにくいものです。
「これがしたい」と誘ってみる
ポイントは、
「◯◯しないで」
とは伝えないこと。
パートナーはそう言われてしまうと、自分が責められているように感じます。
家族というのは複雑なもので、身近な相手だからこそ責められて「ごめんなさい」とはすんなりと言えないもの。
では、どう言えばいいのでしょうか。
「私達家族だけけ休日をゆっくり過ごしたい」
「子どもがお父さんと3人で遊びに行きたいって」
そんなふうに「家族で〇〇がしたい」と伝えてみるのはどうでしょう。
パートナーの意識を根幹からスッパリと変えてしまうような魔法の言葉はありません。
焦りすぎると、かえって摩擦が生まれかねません。
もし「じゃあ実家も呼んで…」と言われたら、
「家族で(あなたの実家抜きで)」
「子どもと一緒に(家族水入らずで)」
と、あくまで主張し続けること。
こうしてパートナーに遠回しにですが現状に不満があることを伝えましょう。
思いきって別行動すればいい
何をどう伝えても「実家に帰る」とパートナーが譲らないのであれば、仕方がありません。
別行動をとりましょう。
とくにお子さんがいるのであれば、お子さんと一緒に休日を目一杯楽しむことです。
家に帰ってからも、楽しかった一日のことを食卓で話題にしたり、次の休日に行きたい場所について話し合ったりしてみましょう。
パートナーがいないことなど意に介せず、自分たちだけで目一杯楽しんでいることを見せつけてあげてください。
もしパートナーが「実家では…」と話しだしたら、
「へえー。そうなんだ!どころで…」
と華麗にスルーすることです。
目的はただ一つ。
パートナーに、
「なんだか話題に混ざれなくてさみしいな」
「自分は眼中にないのかな」
と思わせることです。
仲間はずれにしてはいけない
間違ってはいけないのは、この場合、パートナーに対してひどく冷たい態度をとったり、あからさまに無視したりしてはいけません。
この手のタイプは、自分の居場所がまったくなくなってしまうと、逆ギレしたり、ふてくされたりと、あまりよくない反応を示します。
一見したら和気藹々としているけれど、自分はどうもうまく会話にまざれていない。
そういう状況をうまく作り出すことが肝心です。
「今度は、お父さんも一緒に行こうかな」
「そんなに楽しかったなら、お母さんも行きたかったな」
という一言がもし出てきたら、大歓迎してあげてください。
「家族で行こうね」
という念押しも忘れずに。
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何も変わらないのなら
こうした家族の訴えにもかかわらず、パートナーの態度が一向に変わらないのであれば、最終的には自分の心を決めるしかありません。
一つには、割り切ってこれからも家族としてやっていくという方法があります。
実家との関わり方には問題はあるけれど、いい面もたくさんあって、そこにさえ目をつぶればなんとかやっていけそうだ…。
そんなふうに自分を納得させることができる場合には、こういった選択肢もあるでしょう。
しかし、パートナーの考え方や行動が、どうしても理解できず、堪忍袋の尾が切れたとき。
そうなったら、離婚という選択肢も一つの可能性としてあるでしょう。
お子さんに悪影響があると感じられたり、このまま一緒に暮らしても家族にとっていい方向には向かわないと確信できたときには、離婚というのが最良の選択になることもあります。
「離婚」を脅しに使わないで
ただし、
「もしこのままの状況なら離婚する」
という言い方をして、パートナーの気持ちが変わるのを期待するのはあまりおすすめしません。
自分自身に離婚の意志がかたく、すでにその準備を済ませているのであればいいのですが、
「こういえば、パートナーも慌てて考え直すだろう」
と見切り発車してしまうのは考えものです。
相手もこちらの気持ちを見透かすかもしれませんし、
「わかった、離婚する」
と返事されてしまったら慌てふためくのは自分です。
それに、これまでのステップをふんできたにもかかわらず、かたくなに自分の意見を押し通そうとする人であれば、離婚を切り出されたとたんに逆ギレしたり、実家をまきこんで大騒動に発展したりする可能性もあります。
感情だけで先走らないこと。
先々の自分のためにも、このことは肝に銘じておきましょう。
長期戦になることも覚悟して
以上、実家との関係に依存しているパートナーとの関係改善を図る方法について考えてみました。
実家に依存しているということは、息子気分、娘気分が抜けていないということ。
それが非常識であるとか、自立できていないといった自覚はありません。
それを突きつけても、反発するだけです。
最終的には腹を割って大喧嘩してでも話し合う必要はありますが、まずはパートナーに対して、
「この人はまだ子どもなんだ」
という視点で接してみるのがいいかもしれません。
これからの長い人生をその人とともに生きていきたいと思うのであれば、焦らず、短期決戦で望むよりも、長期戦になることを覚悟して臨んだほうがよさそうです。
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