短期間で太ももを細くすることは難しいから長い目で少しずつ
夏も本番が近づいてくると、着るものも少しずつ変わってきます。
涼を求めて肌を出したくもなるし、脚を出したくもなります。
でも、気づいたたら冬の間に太ももがむちむちのパンパンになっているのに気付いたら・・・
絶望的な気持ちになってしまいます。
パンパンの太ももを早急に細くしなくては、と思うでしょうが、太ももはそう簡単にほっそりすっきりに変化してはくれないものです。
また、どのような原因によって太ももが太くなってしまっているのかを、まず見極めなければいけません。
自分の原因に対して効果のない対策をとってしまうと、なかなか細くなってくれないからです。
今日、明日で太ももをすっきり細くすることはできませんが、どうせ長期的に取り組むのであれば、確実に細くしたいですよね。
今回は、太ももを太くしている原因を見極め、それを解消する方法について考えていきたいと思います。
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Contents
太ももを細くするための原因を見極めて対処する
「むくみ」が原因
足が太いことに悩んでいる場合、まず考えたいのは「むくんでいるのではないか」ということです。
日がな一日デスクワークで座ったまま姿勢が変わらないという人や、サービス業などでずっと立ち仕事をしているという人は、足のむくみが日常化していて、いつみても足がパンパンという状況にあるかもしれません。
また、ふくらはぎの筋力が衰えていることも、足のむくみの原因となります。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも言われる部位で、足まで巡ってきた血液や、老廃物を、その筋力でポンプのように体の中心まで戻したり、押し流したりする役割を担っているのです。
しかし、そのふくらはぎの筋力が衰えてしまえば、当然、ポンプとしての役割を果たすことができません。
そのため、ふくらはぎはもちろん、足首も、太ももも、足全体がむくんでしまうことになるのです。
冷えが原因となるむくみもあります。
寒さというと冬場の問題と思われがちですが、実は冷房を多用することになるうえ、涼をとるために薄着をしたり、足を出したりする夏場こそ、冷えは襲ってくるのです。
「リンパマッサージ」で流れをよくしてあげよう
むくみが原因の場合は、まずむくみを解消するための「リンパマッサージ」を、毎日の生活に取り入れていきましょう。
疲れて帰ってきても、シャワーなどで済ませずに、温かいたっぷりのお湯にゆっくりつかって、足の先までじっくり温めてください。
そうして、血行のよくなった入浴後に、リンパマッサージをするのがおすすめです。足のリンパの流れを刺激するときポイントとなるのは、「太ももの付け根部分」です。
この部分の流れが滞れば、たとえふくらはぎが頑張ってポンプ作業を行っても、血液や老廃物が流れていってはくれないのです。
いわば、出口が締まっていて進めない状態なので、ここをぐぐっと手のひらで押して、扉を開いてあげてください。
扉が開けば、あとは膝から足の付根まで、太ももをを両手でつかむようにしながら、上へ上へとさするようにして流れを押し上げていきます。
時間があるときは、膝裏にあるリンパ節を指でほぐしてあげたり、足首からふくらはぎにかけてを、同じように両手でさすりあげたりするマッサージも一緒にしておくと、太ももだけではなく、足全体のむくみ解消につながるのでおすすめです。
セルライトが原因
セルライトというのは、簡単に言えば、脂肪のかたまり。
要するに、太りすぎで太ももが太くなってしまった、ということなのです。
脂肪というのは、すべては悪というわけではありません。
健全な状態であれば、脂肪は血液の流れや、老廃物の流れを阻害することはないのです。
しかし、運動不足の状態であったり、塩分過多な食事をしていたり、悪い姿勢で生活していたりすると、脂肪が老廃物や水分をとりこんで、かたまりになってしまうのです。
こうして一度太ももにセルライトができてしまうと、エクササイズや食事制限をやってみても、太ももはそう簡単に細くなってはくれません。
そもそも太り過ぎの人や、足にたるみがある人、太ももに筋肉がなくぶよぶよな人、体脂肪率が高い人などは、セルライトのせいで太ももが細くなってくれない状態である可能性が考えられます。
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「食生活」+「有酸素運動」で脂肪を燃やせ
セルライトが原因の場合は、体全体が太り過ぎている可能性も高いので、まずは「食生活を見直す」ことからはじめてみましょう。
薄味で、油分、脂肪分を少なめにすること。外食や、インスタント食品、加工食品などはなるべく控えめが基本です。
それから、血液やリンパ液がどろどろによどんでいる可能性が高いので、カリウムを多く含む食べ物を積極的にとるのがおすすめです。野菜、海藻、フルーツなどに多く含まれています。
ただし、食生活の見直しだけでは、セルライトの解消にはなりません。
先に紹介したリンパマッサージはもちろん、もう一つ、積極的に運動してください。セルライトとは、いうなれば「非常に燃焼しにくい脂肪」なのです。
その燃えにくい脂肪を燃焼させるために、運動は欠かせないのです。
ウォーキングやジョギングなど有酸素運動がおすすめですが、これまで運動不足だった人が突然はじめても、続かない可能性もあります。
たとえば、会社へ行くときに最寄り駅から2つ離れた駅で降りて歩くとか、自宅の最寄り駅より1つ前で降りて早足で帰るなど、日常に取り入れていくと無理なく運動できます。
ただし、脂肪は運動開始から20分以上絶たなければ、燃焼がはじまらないといわれています。つまり、20分続けずにやめてしまうと、それまでの努力が無駄になってしまいますから、注意してください。
骨盤のゆがみが原因
太ももが太いのは、脂肪でもむくみでもなく、骨盤のゆがみに原因がある場合があります。
骨盤がゆがんでしまうと、骨盤を支える腰や足の筋肉に余計な負担がかかり、バランスが崩れてしまいます。
一箇所の筋肉ばかりに負担がかかってカチコチになったり、逆にそうでない部分はゆるゆるにたるんでしまったり。
また、骨盤が広がれば腰の部分も広がってしまい、外から見ると腰や太ももが太くなってしまったように見えてしまいますよね。
骨盤のゆがみは、リンパや血行の流れを悪くしてしまうこともあります。すると、足にむくみが生じたり、余計な脂肪がついたりしてしまうのです。
ダイエットで上半身は痩せたのに、どうしても太ももだけが太い。
腰痛に悩まされている。
太ももの前は張っているが、裏はぶよぶよ。
そういう場合には、骨盤のゆがみが太い太ももの原因かもしれません。
よほど意識している人でない限り、「あ、今骨盤ゆがんでるな」とはなかなか気が付かないものです。
つまり、「骨盤の正しい位置はどこなのか」「どうすれば骨盤のゆがみがない状態といえるのか」を知らないから、ゆがんでいることに気づけないといえます。
そこで、まずは骨盤を正しい位置に置く姿勢を知りましょう。
まっすぐに立ってみてください。
このとき、あなたを横から見たら、耳の位置と、太ももの真横に置かれた手の指先、足の土踏まずが、一直線になっていれば、それは正しい立ち姿といえます。
重心はかかとに置き、おしりをきゅっとしめて、内ももに力を入れ、ひざをくっつけるように意識してください。
おへそをぐっと上に引き上げるようなイメージで力をいれます。
あごを引き、視線はまっすぐ前へ。
肩甲骨を背骨に寄せるようにしたら、肩の力を抜きます。
この姿勢、骨盤や筋肉にゆがみのある人にとっては、キープするのが相当つらいはずです。
しかし、つらいからこそこの姿勢を意識して、ゆがみを矯正することで、体の不調…つまり、一向に細くならない太ももを細くすることができる可能性があります。
運動も食事制限も太もものスッキリ化に効果がないという人は、骨盤にゆがみがないか点検してみてください。
自分で判断するのが難しければ、専門の整体師の方なとに診てもらうのもおすすめです。
焦らず、根気強く、続けることが何よりの解決法
以上、細くならない太ももを細くするための方法について、原因別に考えてみました。
いずれも、今日やれば明日解決する、といった速効性のある方法ではありません。
太ももを細くするのに、近道などないからです。
ひたすら地道に、継続していくことでしか、細い太ももを手に入れる方法はないのです。
まずは、それが大前提。
でも、原因を正しく見極め、効果のある解消法を続けていくことで、効果を実感できる日がきっと訪れるはずです。
千里の道も一歩から。
ほっそり美しい太ももを目指して、毎日の努力を続けていきましょう。
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