耳が聞こえない原因は7つある!?具体的対処法とは?
急に耳が聞こえにくくなってしまった!
我が身にそんなことが起こったら、日常生活にも支障をきたし、困った事態になりますね。
年をとると耳が遠くなることはよくありますが、最近は若い人でも、急に耳が聞こえなくなる人が多いといわれます。
一体、何が原因なのでしょうか? そして、どうすればよくなるのでしょうか?
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Contents
耳が聞こえなくなる原因と改善策
1.耳垢が詰まっている
なんだか耳が聞こえにくい、というとき、ただ単に耳垢がつまっているだけだった…なんてこともあります。
病名もきちんとあり「耳垢栓塞」といいます。
そうならないようにきちんと耳かきしなくては、と思うかもしれませんが、実はこれ、耳掃除を頻繁にする人に起こりやすいのです。
耳掃除をすることで、かえって奥へ奥へと耳垢を詰めてしまい、その結果、耳垢が耳に栓をする形になって、聞こえにくくなるのです。
また、耳に水が入っていたり、ホコリや小さな虫が入ってしまったりして、聞こえにくくなることもあります。
耳掃除は、月に1回くらいで充分だといわれます。
気持ちが良いのでやりたくなるのですが、あまりにしすぎると、耳を傷つけたり、耳垢を押しこんだりと、病気につながることもありますから、要注意です。
とくにお子さんなどは、親御さんなどが掃除せずに、2か月に1回くらい耳鼻科へ行って、お医者さんに耳垢をとってもらうのもおすすめです。
2.鼓膜に傷がついている
耳の部分を強く叩かれたとか、すごい勢いでボールが当たったなど、ひどい衝撃を受けたときや、耳掃除をしている最中に急に音が聞こえづらくなったときには、「鼓膜」が傷ついた可能性が考えられます。
鼓膜には再生力がありますから、ごく小さい傷であれば、自然と治ることもあります。ただし、いつまでも痛みがあったり、聞こえづらい状況が続くようなら、病院での診察が必要です。
損傷がひどい場合は、鼓膜を再生する手術を行うこともあります。
鼓膜が破れると何も聞こえなくなると思っている人も多いのですが、実際はかなり音が小さくなったように感じられます。
聞こえるからといって楽観せずに、まずはお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
3.大きい音を聞いたとき
コンサートやクラブで大音量を聞き続けたあと、外に出ると音がこもって聞こえることがありますよね。
たいていは一過性のものでそのうち元通りになるものですが、この症状にも実は病名があります。「急性音響外傷」というもので、強い音が耳の神経にダメージを与えた結果起こります。
たいていの人に心当たりのある症状だと思いますが、実はひどい場合は、そのまま難聴になってしまうこともあります。
大きな音を聞いたあと、いつまでも耳鳴りが続いたり、音がこもる感覚が改善されないようなら、早めに受診してください。
それから、イヤホンやヘッドホンをつけて音楽を聞く人も要注意。これらは耳に直接音を与えてしまいます。そのうえ、大音量で聞く続けていると、若い人でも知らず知らずのうちに聴力が衰えてくることがあるのです。
すると、当然聞こえにくく感じるようになりますから、さらに音量を上げてしまいます。結果、耳の神経を傷つけてしまうのです。
イヤホンやヘッドホンで大音量で聞いたり、長時間聞き続けたりするのは控えたほうがいいのです。
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4.ストレスが溜まっている
ストレスが原因で、耳が聞こえなくなることがあります。
睡眠不足が続いたり、疲労がたまったりといった肉体的ストレスはもちろん、プレッシャーや不安感など精神的なストレスも原因になりえます。
家族が急病で入院したりすると、その人を看護する側の人が、急に耳が聞こえなくなるといったケースも。過度のストレスにさらされた結果、自律神経が乱れて、難聴が起こるのです。
同時に、耳鳴りやめまいの症状が起こることもあり、これがさらなるストレスとなって、ますます症状が悪化することもあります。
忙しい日が続いたり、緊張する出来事があったりしたとき、聞こえにくくなったら、我慢せずにすぐに病院で診てもらうのが一番です。
5.急性中耳炎
風邪をひいて、高熱を出したとき、耳が聞こえづらくなったら、「急性中耳炎」を疑いましょう。
のどや鼻にいる風邪のウイルスが、耳管とよばれる部分から耳の中に入り、中耳という部分に感染します。すると、ここに膿がたまり、鼓膜が圧迫されて、聞こえづらくなるのです。
また急性中耳炎の場合は、耳の中に痛みを感じたり、発熱したり、耳垂れが出たりすることもあります。
放置すると症状は悪化するばかりなので、すぐに病院へ行きましょう。ひどい場合は、鼓膜を切開して膿を出す処置をとることになります。
6.突発性難聴
文字通り、急に耳が聞こえなくなる病気です。
症状としては、同時に耳鳴りを訴える人が8割、めまい3割、さらに耳がこもった感じがするという人もいます。
原因は特定できないことが多いのですが、治療が遅くなると、完全に聞こえなくなる可能性もある怖い病気です。
発症から2週間を過ぎると、完治の確率が著しく下がると言われています。早期治療を行うことが何より重要です。
7.低音障害型感音難聴
これは、20代~30代の女性に増えている病気です。
突然、片耳が聞こえにくくなり、耳が詰まったような感覚を訴えるケースが多いようです。また、低い音が聞こえにくくなるのが特徴で、耳鳴りもあります。
耳の中のリンパ液が過剰に分泌されてしまい、蝸牛という部分の周りのリンパ管が膨らみます。すると、音の振動が伝わりにくくなり、低い音が聞こえにくくなるのです。
原因はストレスによるものと考えられていますが、病院にかかって治療することで改善されるケースも多くあります。
耳に不調を感じたら、とりあえず病院へ!
このように、耳が急に聞こえなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。
耳に不調が出ないようにするためには、普段の生活のなかで、
◯耳掃除をやりすぎない
◯耳に負担をかけない
◯体調を整え、リラックスする
ことがとても大切です。
そして肝心なのは、「そのうちよくなる」などと楽観視しないこと。
はじめは少し聞こえにくくなったという程度であっても、原因がわからないまま放置すると、あっという間に悪化しかねません。
自己判断せず、まずは耳鼻科へ行って受診することをおすすめします。
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