貯金が出来ない人がやってしまう行動パターン
私の同期に対照的な二人がいました。
事務職で少し給料の低いAと、営業職でAよりは給料の高いB。Aはコツコツと貯金をし、Bは給料をもらっている割に貯金ができない・・・
仲の良い同期二人を見て比べているとそれぞれの行動にはお金が貯める、貯まらないのヒントがありました。
貯金が出来る人と出来ない人では日常生活の中でどんな違いがあるのか、A、B二人の行動パターンを比べながらご紹介します。
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お金の管理について
二人のお金の使い方や考え方にははっきりと違いがありました。
【貯金】
A)毎月一定額の貯金
B)貯金額は決めていない
Aは実家暮らしという点で、一人暮らしのような居住関係費がないというメリットもあるのですが、給料の中から貯蓄用と家に払う費用は先に取り出していました。
一方、Bは毎月の貯金額は一定ではなく、余ったお金を貯金にまわすという方法でした。
【買い物】
A)割と慎重、服や化粧品にはそれほど興味がない、基本現金で購入
B)ほしいものがあれば買ってしまう、服や美容関係に興味あり、カード払い(ボーナス払いも併用)
興味があるものなら割と高額なものでも買ってしまうBに対し、Aは慎重に選ぶタイプです。そしてファッションやエステにも興味があるBは自己投資代が高く、予算を設けず欲しいものを買っていました。
カード1回払いで支払いが苦しいときは分割やボーナス払いも利用していました。
【食事】
A)お弁当を持参
B)コンビニなどで購入
職場でのお昼ご飯、Aは普段からお弁当を持参していましたが、一人暮らしのBはコンビニやパン屋さんなどで購入していました。
食費に関してはやはり実家暮らしが有利ですが、一人暮らしでも自炊をすると食費を節約することはできます。
行動・性格について
性格やタイプも違う二人ですが、貯金にも影響がありそうです。
A)慎重派で流行りのものにはあまり興味がない。一つの会社にずっと勤めている一筋タイプ
B)マイペースで我が道を行く。服や美容関係全般、流行りのものに興味ありよりよい所、興味ある所へ転職するアグレッシブタイプ
Aは普段からあまり流行りのものには興味がないため、必要なものを必要な時に買っていました。そして仕事に対しては、不満も時々あるけれど特別大きな不満がないなら転職する方がリスクがあるからと慎重に考えていました。
Bは流行りものにも興味があり、「これいいなぁ」と思ったらどんどん買う自己投資タイプでした。そして仕事に対しても、「会社のこういう所がよくない」、「こんな仕事がしたい」と思うと積極的に自分のやりたい道へ進んでいき何度か転職を繰り返しました。
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AとBの違い
Aは給料が少ない中で、何にどのくらい使うか、自分の中で使うルールが決まっていました。
しかし給料に少し余裕のあるBは、お金のルールがなく、自分の好きなものには投資してしまうという性格もあり貯金が後回しとなって結局できなくなったのです。
積極的で行動派Bは、興味のあるものへどんどんお金を使い、その結果貯めるよりも出ていく方が多くなっていました。
その他、貯金できない人の行動
ご紹介したBの行動パターン以外にも貯金できない人には特徴的な行動があります。
・毎月の支払いを把握していない
・カード払いの支払いを把握していない
・貯金の目標額がない
・お金を借りる
・衝動買いをする
・すぐコンビニに寄る
・朝や休憩のコーヒータイムはスタバなどを利用しがち
・自炊しない
・使い捨てが好き、安いものを買ってすぐ捨てる
・買いだめをする など
貯金できない人は自分の収支をよくわかっていません。家賃などの大きな額はわかっていても他にどのくらい使っていて、毎月プラスなのかマイナス(どの程度)なのかを理解していないことが多いです。
また買い物でカード払いを利用することも多く、その利用額、翌月の支払いがトータルいくらなのかわかっていない場合もあります。ひと月合わせると大きな額になり結局翌月もマイナスになってしまうということも。
カードを使うことに抵抗がないと、お金が足りない時にキャッシングをしたり、リボ払いをしてよくわかっていないうちに利子の支払いをしているような貯められない負のサイクルに陥ってしまうこともあるので注意が必要です。
また細かいことですが、小さいお金にも大切にする気持ちが必要です。例えば「コンビニ」はすごく便利な場所ですが、寄ってしまうとついつい何かを買ってしまいますよね。
ついついガムやアメ、レジ前のドリンクに手を伸ばしていませんか!?飲み物でも職場にマイボトル持参している人とそうでない人では結構な差が出ます。
毎日コンビニや自販機で飲み物を買っていたらそれだけで「約150円×20日=3000円」になりますし、よくスタバなどのカフェを利用していればさらに高くなりますよね。
食費は自宅暮らし一人暮らしで差も出ますが、やはり自炊を心がけた方がお財布には優しくなります。
そして買い物をするときに安いから買っておこうとすると結局あまり使えず使い捨て状態になったり、買いだめして不要なものまで買ってしまい結局お金を使い過ぎてしまうこともあります。
細かいことでも気を付ければ大きな削減につながるでしょう。
二人から学んだこと
お金の管理ができていれば貯金もでき、管理に疎ければ中々貯金もできないということです。給料の多い少ないだけではなく、お金の支払いなどをきちんと把握し、計画性をもって管理できれば貯金することができていました。
逆を言えば、どれだけ給料が多くても計画的な使い方や貯金の先取りをしなければ、貯金をすることは難しいということです。
今まで中々貯金ができていなかった人は、家計簿をつけてみてはいかがでしょうか。自分のひと月のお金の出入りが目に見えると、改善できる部分がよくわかってくると思いますよ。
貯金するためには、銀行の自動積立などを利用し、給料日直後に自動的に天引きされるようなシステムを活用するのも賢い選択の一つでしょう。
まずは自分のお金の使い方から見直ししてみてくださいね。
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