赤面症とは?自分の『意識』次第でまったく変わるもの
日常生活の中でも、会社にいる時でも「あっ!間違えちゃった。恥ずかしい・・・」とか「人前で話すのは緊張するんだよな・・・」
そういう時ってありますよね?
この恥ずかしい、緊張するという感情が生じる瞬間はその人にとって様々な原因があるとは思いますがこれらの感情は、高い確率で目の前に人がいるから意識してしまう・他人から自分がどう見られているかが気になる、などの『対相手』に対して意識してしまうことですね。
つまり「人」がそこに存在するが故に生じるものです。
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赤面症とは
赤面症とは人と接する際に極度の緊張を感じることで顔が赤くなることをいいます。
単純に書かれている文字だけ読んでみれば『面が赤くなる』つまり顔が赤くなるんだなという風に推測ができますが赤面症になる理由はそれだけではありません。
これだけ見れば、誰でも顔が赤くなることくらいはあるよと思いますよね?
そして2つ目の症状。ここが大きな違いなのではないかと思います。自分の顔が赤くなったということに対して、自分自身の心が苦痛を感じたり、人からどう思われているかを不安・恐怖に感じているということです。
顔が赤くなるという状況はある程度起こり得る場面が限定されており、その多くが「人と接する」際に生じています。
しかし、この2つの症状は切り離して考えなくてはなりません。
例えば、日々の中で何か失敗をしてしまって恥ずかしい思いをしたり、仕事の際、プレゼンテーションで大勢の人の前で話をする時顔が赤くなった経験は誰にでもありますよね?
その様な緊張や不安を感じる状況下で、顔が赤くなるということ自体人間の通常の反応なのです。
その後、顔が赤くなったことを全く気にしない人、逆に顔が赤くなったことが恥ずかしいと感じる人、とどちらかに分かれます。
赤面症といわれる人は、後者の人が多いです。
顔が赤くなる理由
そもそも顔が赤くなる理由は、緊張すると心臓がドキドキしたり、呼吸がしづらくなったり、汗が出たるり、暑くなったり…など体の中で通常とは違う変化が起こっているから。
緊張した時に、なぜ顔が赤くなるのかというはっきりした理由は未だ未解明ですが顔が赤くなるということもこれらと同じく、緊張や不安などによって起こる体の変化の1つです。
そしてなぜ顔が赤くなることに対して、マイナスに考えてしまうのか。
その原因は人それぞれによって異なりますが、1つの原因として考えられるのは顔は赤くなったことで誰かにバカにされたり、嫌な思いをしたことがあるという過去の悲しい経験が、マイナスの考えへと向かわせてしまっているとも言われています。
よって、赤面症になる原因は下記の2つのことが揃うことによって起こり得ます。
1.体質的に顔が赤くなりやすいこと
2.顔が赤くなることをマイナスになると考えてしまうこと
治療に関しては、本人が赤くなるということに対して、特に気にしていなければ治療等の必要はありません。
逆に治療が必要な場合は、顔が赤くなりやすいという体質と併せ、赤くなってしまったということに対して悩んだり不安・恐怖を感じてしまう、それらの感情から人を避けてしまったり、生活に支障が出てしまう場合は治療が必要であるといえます。
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赤面症の治療
治療を行う場合は、まず何が原因で顔が赤くなってしまうのかということをしっかりと考えること原因を見つけることが重要になってきます。
もし顔が赤くなるという体質が問題ならば、顔を赤くさせる自律神経が敏感すぎるということは問題なので交感神経を遮断するという手術をするという方法もあります。
体質もあるが、物事を悪く考えてしまうことの比重が高い場合は、精神療法を中心に治療を行っていきます。
自分の気持ちを別の誰かに聞いてもらったり、その会話の中から今までの物事に対する考え方を変える考え方を学びその人自身の考え方やモチベーションを良い方向に変えていくという方法もあります。
しかしこれはほんの一例になるので、手術の場合でも、精神療法の場合でも、その人に合った一番良い治療方法を医師と相談して頂きたいと思います。
まとめ
最後に先ほども言いましたが、緊張や不安などで顔が赤くなることは誰でも起こり得ることです。自分だけではなく、誰でもあることなんだと気持ちを楽に持ちましょう。
そして緊張や不安が生まれる理由は、その事に対して体や気持ちが慣れていないというのも1つの原因だと思います。
ある意味それらが新しい世界への扉だと考え、勇気をもってその扉を開き、新しい自分に出会うこともとても意味のあることなのではないかと思います。
日々の生活には苦しいこと、不安なこと、色々なことがあります。
そんな時は深呼吸して落ち着いてみたり、もっと周りの人に頼ってもよいのではないかと思います。自分のことを大切に、ありのままの自分を受け入れて、リラックスして過ごして頂きたいと思います。
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