『うちのかみさんがね』を連発する既婚者男性の心理について

『うちのかみさんがね』を連発する既婚者男性の心理について

「うちのかみさんがね…」

という枕詞を何かと使いがちなのは『刑事コロンボ』の専売特許ではありません。

既婚男性の中には、些細な話題であってもとにかく、

「うちのかみさんはね」

「うちの奥さんはね」

という出だしで会話をはじめる人がいるものです。

聞かされる方は、最初のうちはなんとも感じないないかもしれませんが、それがいつもいつもの事となると、

「こっちは別に、奥さんに興味ないんだけど」

「なんで奥さんの話ばっかりするんだろう」

と疑問に思いはじめるものです。

あまりに頻繁だと、うんざりする人もいるかもしれません。

「うちのかみさんが…」が口癖のようになっている既婚男性は、一体どのような心理でその言葉を繰り返しているのでしょうか?

このタイプの男性の心理について考えてみたいと思います。

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「うちのかみさんがね」といつも言っている男性の心理3パターン

他に話題がない

「うちのかみさんがね」という言葉で会話の口火を切る人というのは、要するにそれ以外の話題がないのかもしれません。

結婚し、子どもも生まれて、仕事も忙しいとなると、休日の家族サービスに時間をとられたり、金銭的にも時間の面でもなかなか自由がきかなかったりするものです。

そのため自分の趣味だったり興味だったりに広がりを持たせることができません。

 

その結果、人に何か話題をふろうと思ったり、話しかけるきっかけを探そうとしたりするとき、いつも身近にいる奥さんについての話ばかりがすぐに思いついてしまうわけです。

 

つまり、何が何でも奥さんの話がしたいわけではなく、それ以外のところに日ごろから視線が向いていないために、他の話題が思いつかないだけです。

 

悪気はないのかもしれない

たとえば同僚が、

「昨日呑んだワインがおいしかった」

という話をしていると、自然と身近なところから、

「そういえば、うちのかみさんは、赤ワインが好きだなあ」

と思い出してしまい、そのままぽろっと口に出してしまうわけです。

 

この既婚男性に悪気はないとわかっていても、どんな話題でもすべてが「おれのかみさん」の話にもっていかれてしまうようであれば、うんざりするのも仕方がありません。

 

その場合は、聞くだけ聞いてスルーしていましょう。

感想を言ったり、奥さんの話をふくらませたりすることはありません。

既婚男性もそれを望んでいるわけではありません。

別の話題にシフトするか、聞かなかったことにして話を続けるかすればいいのです。

そうされたところで、既婚男性もひどく気分を害するようなことはないでしょう。

 

幸せアピール

もしも既婚男性の「うちのかみさんがね」に続く言葉が、奥さんをとてもほめる言葉であったり、あからさまなのろけであったりするのであれば、先の例とは一線を画します。

その既婚男性は意図して、聞いてほしくて、奥さんの話をしていると考えたほうが無難です。

ですから、スルーすると気分を害す可能性があります。

もしそれが先輩社員や上司であったり大事な取引先であったりするなら、ほどほど相手をしておいたほうがいいでしょう。

 

のろけ話を掘りさげてもいいことはない

ただし、相手をするのはあくまで「ほどほど」にしておくことです。

この手の既婚男性の場合、実は2つのパターンが考えられます。

一つは、本気でのろけているパターン。

もう一つは、「素敵な奥さんがいる幸せな自分」を演出しているパターンです。

後者の場合、のろけの幸せアピールはハリボテなのです。

 

では、それぞれに対して奥さんの話題を突っ込むとどうなるでしょうか。

 

前者の場合は、「のろけることに許可が出た」「奥さんの話をどんどんしてもいいらしい」とお墨付きをもらえたと勘違いするかもしれません。

「うちのかみさんは」話が今以上に湧いて出てくる可能性があります。

さらには、会社の飲み会に奥さんまで参加させようとしたり、家族写真を送りつけてきたりしかねません。

 

後者の場合、その既婚男性による幸せアピールは、話がかなり盛られていたり、もしくは嘘八百だったりする可能性があります。

突っ込めば突っ込むほど、その人はウソの上塗りをしていかなければならないわけです。

聞かされる方も、

「あれ、この間の話と違うな?」

などと気付いてしまう可能性があります。

 

その既婚男性がどちらのパターンにしろ、「うちのかみさんがね」話を掘りさげていい結果になることはありません。

ですから、ほどほどにしておきましょう。

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牽制しているつもり

「うちのかみさんがね」と口癖のように繰り返す男性には、もう一つのパターンがあります。

それは、この既婚男性は「おれのかみさんがね」と発言することで、言外に、

「おれは結婚してるからね」

「もう身を固めてるからね」

とアピールしているつもり、という場合です。

要するに、相手からの恋愛感情をかわす手段としてこのフレーズを利用しているわけです。

 

ただしこの場合、確かに牽制となっている場合もあれば、言われている相手の女性にはまったくその気がないという場合も少なくありません。

後者の場合は、既婚男性の完全なる勘違いでうぬぼれです。

アピールを繰り返される女性の方はわけがわからず、

 

「この人はどうして何でも奥さんの話につなげちゃうのだろう」

「私は奥さんに興味ないんだけど」

 

と疑問が残るばかりなのです。

 

安全パイを装っているケースも

また、言葉とは裏腹に下心いっぱいで「うちのかみさんがね」を繰り返している既婚男性もいます。

自分には妻がいるとことさらアピールすることで、

 

「自分は安全パイですよ」

「家庭があるから、下心なんか持ちませんよ」

 

と装って女性の警戒心をとこうとしているのです。

かなりたちが悪いといえます。

 

こういった女性の視線を意識したタイプの「うちのかみさんはね」を見分けるのは難しいといえます。

ただし、どことなく奥さんの悪口めいたことを言っていたり、逆に自分がどれだけ夫として優れているかをほのめかすようなエピソードである場合には、

 

「結局は自分アピールなんだな」

 

と受け止めておけば無難でしょう。

 

極力、相手をしないのが一番の回避法

その既婚男性に悪意があってもなくても、聞かされる方としては、「うちのかみさんはね」から始まる話を掘りさげてもいいことはありません。

邪見にしてもまったく問題ない相手であればスルーしてもいいでしょうが、職場の同僚だったり、上司だったり、取引先の相手だったりすればそうもいきません。

そういうときは、

 

「へえ、そうなんですか」

 

と、にこやかに受け止めておいてから、まったくべつの話題へと即座に移りましょう。

相手をすればするほど、向こうは余計にかみさんの話を振ってこようとします。

 

「この人に話を振っても、物足りないな」

と相手に思わせるのが一番の回避法です。

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