学歴コンプレックスに悩む女子…硬い殻を破り解放される方法は?
学歴社会にあって、学歴コンプレックスを抱く人というのは珍しくありません。
学歴コンプレックスとは、一般的にいうと自分自身の学歴に対して劣等感を抱いている状態のことをいいます。
こういう人は学歴にこだわりがちです。
ただし、こだわり方にもいくつかのタイプがあります。
まわりの人を学歴で比べ、判断する人。
学歴で優劣をつけたがる人。
逆に「学歴など関係ない」と声高に叫ぶ人。
学歴がないことを恥じ自信がもてない人。
こうした学歴コンプレックスに悩む人たちは、どうすればその悩みから解き放たれることができるのでしょうか。
その方法はさまざまに考えられます。
そこで今回は女性に焦点を当てて、女性がもつ「女性特有の学歴コンプレックス」についての解消法について考えていきたいと思います。
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Contents
女性特有の学歴コンプレックスを解消する方法
高学歴な女性にあからさまなライバル心を抱く
女性がもつ学歴コンプレックスとしてまず挙げられるのが、自身の学歴に対する劣等感から、高学歴な女性を攻撃してしまうというタイプの女性です。
どのような学歴かはともかく、本人は自分自身の学歴について「低学歴である」と認識しています。
高卒の場合もありますし、短大卒であったり、大卒ではあっても第一志望でなかった、つまり大学受験に失敗したという場合もあります。
この手のタイプの女性は、本音では自分の学歴に納得していないのですが、表立ってそうは見せません。
その代わり、鬱屈した気持ちを外へ向けがちです。
たとえば、世間的に見て自分よりも高学歴な女性に出会うと、何かとアラ探しをしてしまうのです。
「いい大学出てるわりに、お給料の安いお仕事についたんですね」
「出世はできても、男運なさそう」
「お勉強ばっかりしすぎて、恋愛経験とかなさそうだよね」
そんな攻撃的な言葉がついつい出てしまいます。
人を貶めるより自分を磨いたほうがいい
このように攻撃的になりがちなのは、そこそこプライドが高く、周りからも認められている女性です。
自分に自信がないわけではないけれど、だからこそ「学歴がない」という事実が自らの最大の弱点のように思えてしまいます。
そして、自分とは逆に学歴という武器を持っている女性に出会うと、敵視せずにはいられず、負けまいと対抗心を燃やしてしまうのです。
しかし本当の敵は、学歴のなさを恥じてしまう自分自身であることに気付くことが大切です。
学歴に頼らなくても結果を出している自分のことを、自分がまず認めてあげることです。
学歴などなくても立派にやれている自分を、褒めてあげることです。
どうしてもそれが弱点だという思いが拭い去れないのなら、隠すのではなく、解消する方向で努力したほうがずっと建設的でしょう。
たとえば資格を取得するとか、通信制の大学に入学するという方法もあります。
語学やPCスキルなど磨いて仕事に直結する技術を伸ばすというやり方もあります。
相手を攻撃し貶めても自分を守ることはできません。
自分自身への劣等感は、自分を磨きレベルアップする方がよほど手っ取り早く解消できるものです。
高学歴すぎて人に言いづらい
一方、高学歴な女性であっても、自分の学歴に対してコンプレックスを持つケースは少なくありません。
これには2つのタイプがあります。
ひとつは、高学歴なだけに仕事にも成功したものの、打ち込みすぎたあまりに気づけば婚期を逃していたり、恋愛の機会に恵まれなかったりするタイプ。
あまりに高学歴な女性となると男性に「賢すぎるのはちょっと」と引かれてしまうこともあります。
また、男性は自分より年収の高い女性には引け目を感じてしまう、といった心情も今なおよくあるようです。
もう一つは、高学歴ながらそこそこ早くに結婚し、家庭に入ってから、今なおバリバリ働く同年代の友人たちを見て「私ももっと輝けたのではないかしら…」ともやもやしているタイプです。
後者の場合、親や友人から「それだけの学歴があるのにもったいない」といった嫌味めいたことを言われているケースもあるでしょう。
どちらのタイプも事情は異なりますが、
「自分の学歴を言い出しづらい」
という心情になるところが共通しています。
今すでに手中にしている幸せを見失わないで
この手のタイプの女性の悩みは、人生に関わる問題であり深刻であるようにも思えますが、ないものねだりであることも否めません。
前者は仕事での成功をおさめています。
後者は家庭の幸せを築いています。
そこに至るまでの過程で、自らいくつかの選択をし、道を選んで歩んできて今の幸せを手にしたはずなのに、
「もしかしたら、別の幸せもあったのでは」
と夢見ているに過ぎません。
学歴が人生を決めるわけではないのです。
何を選択し、どう行動するかにかかっています。
その結果、ひとつの幸せをすでに手にしているのですから、堂々としていればいいのです。
誰に何を言われても気にしなくていいのです。
そのうえで、今手元にないもう一つの幸せを手に入れたいと心から望むのであれば、高学歴を手に入れた優秀さを存分に活かして行動を起こせばいいだけの話です。
女性の学歴コンプレックスは育った環境に左右されることも
以上、女性によくありがちな学歴コンプレックスについて、その傾向と対策をまとめてみました。
女性の学歴コンプレックスを考えるとき、育った環境や親の意向などによって大きく影響を受けることもよくあります。
たとえば、
「女に学歴などあっても仕方がない」
という考えを未だにもつ親もいます。
そういう環境でそれが当たり前で育ったのに、いざ社会に出てみたら学歴によって差別を受けてしまうという現実に直面する女性もいるでしょう。
結果、低学歴を恥じ、高学歴な女性に対して羨みや対抗心を抱いてしまうことがあります。
逆に、教育熱心な親のもとで勉学第一で育てられ、望まれるとおりに高学歴となり有名企業に就職したのに、やがて親が、
「結婚はまだなのか」
「女性はやっぱり家庭をもって子どもを育てるのが一番」
などと言いはじめ、
「今までのことは何だったのか」
と愕然としてしまう女性もいます。
そんなとき大切なことは、今ある自分をまずは認めてあげることです。
学歴があろうが、なかろうが、進んできた道を否定しないことです。
認めたうえで、この先どのような自分になりたいかを改めて考えていけばいいのです。
何事にも遅いということはありません。
やりたいこと、なりたい自分があるなら、やってみればいいのです。
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